安藤サクラさんは1986年2月18日東京都で、奥田瑛二さんと安藤和津さんの間に生まれています。姉に映画監督の安藤桃子さんがおります。

先祖・犬養毅さん

昭和6年首相となり、戦前最後の政党内閣を組織しますが、昭和7年5月15日海軍青年将校らに暗殺され、事件は五・一五事件として歴史に濃く残っています。

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父・奥田瑛二さん

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安藤サクラさんの父・奥田瑛二さんは小学５年生の時、大友柳太朗の「丹下左膳」に影響を受け、密かに俳優を志し、中学時代は野球部、高校時代はラグビー部で身体を鍛えていました。高3の時に愛知県春日井市議会議員だったお父様に俳優の夢に猛反対されますが、「政治家になる」と嘘をつき、丹羽兵助代議士の自宅に住み込んで明治学院大学法学部に通い、演劇部で活動していました。その後大学を中退し、丹羽兵助代議士の元も飛び出し、高校の先輩だった俳優の天知茂さんの付き人をしました。その後天知茂さんの元も飛び出し、品川岸壁の荷揚げ、スナックのウェイター等の仕事をしながらモデルもして生活しましたが、その頃より断続的にホームレスを体験します。一時期は子ども向けテレビ「円盤戦争バンキッド（1976-1977）」の主人公役でデビューできるのですが、その後全く泣かず飛ばすでした。

安藤和津さんと運命の出会い

泣かず飛ばずだった奥田瑛二さんは未来の妻・安藤和津さんと出逢う事で、一気呵成に運勢が上昇していきます。お2人は出逢って５ケ月で婚約し８ヶ月で結婚します。

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1978年ホームレスだった奥田瑛二さんは友人に会費も出してもらい六本木のパーティーに参加し、そこで未来の妻・安藤和津さんと運命の出会いを果たします。安藤和津さんはパーティーの主役の友人として参加していました。さっそく安藤和津さんに近づいた奥田瑛二さんは、朝の４時ころ、飯倉片町に住む安藤和津さんに「恵比寿まで送って行ってくれない？」と持ちかけ、鍵を取り換えられて中に入れない恵比寿のアパートの前で降ります。その時点で既に奥田瑛二さんは、安藤和津さんと翌日六本木の喫茶店で逢う約束を取り付けており、それから毎日会うことになります。

結婚のきっかけとなったのは、ホームレスを経験していた奥田瑛二さんの不摂生でした。麻雀好きな安藤和津さんのお母様らと卓を囲むうち、奥田瑛二さんは大三元をツモったまま意識不明となります。翌日歯医者に運ばれた奥田瑛二さんは「もう一時間遅かったら歯の毒が脳に回って死んでいた！」と医者に言われ、そのまま麻酔もなしで奥歯をペンチで抜かれます。歯医者には入院システムがないのですが、奥田瑛二さんの衰弱が激しく、仕方なく安藤和津さんの実家で預かることになります。約１ヶ月の静養生活の末、お母様公認で奥田瑛二さんと安藤和津さんの結婚がまとまりました。このお母様は実家の石材店が倒産したため女学校をやめて柳橋の芸者となり、料亭「をぎ乃」を始めた苦労人でしたので、人の本質を見る才があったのかもしれません。

安藤和津さんとの結婚後、奥田瑛二さんは、1979「もっとしなやかにもっとしたたかに」1979「もう頬つえはつかない」、1980「五番町夕霧楼」、と立て続けに映画出演を果たしています。

夫・柄本佑さん

安藤サクラさんの配偶者の柄本佑さんも、父親が俳優の柄本明さん、母親が女優の角替和枝さん、弟さんが柄本時生さんと、華麗なる芸能一家です。お姉様も芸能関係の仕事をしてらっしゃるそうです。

出典：https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2023/01/22/kiji/20230122s00041000710000c.html

なれそめ①

安藤サクラさんと柄本佑さんの馴れ初めは、2008年の『秋田十文字映画祭』で、佑さん弟の柄本時生さんより紹介を受け、その時の安藤サクラさんの「はじめまして」という声と雰囲気で柄本佑さんは一目ぼれだったそうです。柄本佑さんに対する安藤サクラさんは、「自分は交際するのは良いが、まず父親の奥田瑛二にきいてください」と微妙な回答をしています。

なれそめ②

さっそく2009年KAWASAKIしんゆり映画祭でチャンスを得た柄本佑さんは、打ち上げに臨む奥田瑛二さんを捕まえ、口説き落としました。根負けした奥田瑛二さんは、「付き合うのは良いが、結婚は３年は待つように」と言ったとか。奥田瑛二さんの言葉どおり、3年の交際期間を経てお2人は2012年3月14日に結婚をしました。

「付き合うのは良いが、○✖」と条件を付けるところ、父娘そっくりですね(笑)

2017年娘さん誕生

夫・柄本佑さんが2017年6月27日に安藤サクラさんが子供を無事出産したことを報告しました。2017年10月25日に、安藤サクラさんが出産後初めて公の場に立った、第三十回東京国際映画祭にて、お子さんは女の子だと明かされました。

安藤サクラさんの姉・安藤桃子さんが2015年2月25日に子供を産んでいるため、奥田瑛二さんにとっては初孫ではありませんが、柄本佑さんの父、柄本明さんにとっては初孫となります。めでたいです。

https://twitter.com/kinema_m/status/1046723877072658438?s=20

江口のりこさんとは親戚関係なし

安藤サクラさんと江口のりこさんは、ネットで検索すると「双子」「似ている」などのワードに導かれます。結論からいうと、双子でもなく、親戚関係ですらないそうです。確かに、お顔のパーツは似ているのですが、江口のりこさんのほうが、ある意味ととのっていて、個性が薄く感じられます。

出典：https://www.jprime.jp/articles/-/21525?display=b

姉・安藤桃子さんとは似ていない？

兵庫県姫路市出身の江口のりこさんには一卵性双生児の姉および妹さんがおり、安藤サクラさんにはお姉様がおるため、情報が錯綜し、「江口のりこさんが安藤サクラさんの姉である」と混同されてしまったようです。

しかし実際、安藤サクラさんの４つ年上の姉「桃子さん」より、江口のりこさんとの方が、安藤サクラさんに似ているように見受けられます。

出典：https://hochi.news/articles/20180614-OHT1T50250.html?page=1

姉・安藤桃子さんは高知を拠点とする映画監督で、2014～2018年僧侶の方と結婚されていました。女のお子さんが1人いらっしゃいます。

まとめ

芸能一家、夫婦W受賞

安藤サクラさんと夫・柄本佑さんは2019年、『2018年 第92回キネマ旬報ベスト・テン』にて、『万引き家族』に出演した安藤サクラさんが「主演女優賞」、『きみの鳥はうたえる』などに出演した柄本佑さんが「主演男優賞」として、「夫婦W受賞」の快挙をはたしました。おそるべし夫婦ですね。

これからも映画史歴史更新を期待して、安藤サクラさんに注目していきます！！